メガなのはピラニアではなくて……

録っておいた「メガ・ピラニア」を鑑賞。

まあ、タイトルからどんな映画なのかは予想できますが、その巨大ぶりったら、いくらCGとはいえ、「これはないわ」というレベル。

反米感情渦巻くベネズエラで、食糧自給率を上げるため(だったはず)に遺伝子操作の実験を繰り返していたアメリカの科学者が実験のミスからピラニアを巨大化させてしまい、すべて処分したはずが、処分しきれなかったものが逃げ出してオリノコ川で暴れまくり、更には大西洋に出てアメリカへ向かうというストーリー。それを必死に食い止めようとする科学者とアメリカの敏腕調査官。そして例によって、メンツだけにこだわり何かと邪魔をするベネズエラ国軍の大佐たち。こういった設定はジョーズ以来のおきまりですね。

しかし、しかし、そんなことよりも、この映画の見どころはティファニーではないでしょうか? (この映画にティファニーが出ているということは、見始めてからクレジットを見て知りました)

80年代、いや90年代でしたでしょうか? アメリカの歌姫として一世を風靡した歌手だったのですが、それがあんな、ただの太った中年のおばさんになってしまっているなんて……。リアルタイムでティファニーの活躍を知っていた世代のあたしとしては、かなりのショックです。

もちろん、当時特に好きだったというわけではなく、単純に当時の活躍を知っている、覚えているというだけの話なのですが、やはり同じ時期、このティファニーと人気を二分していたデビー・ギブソンがいたのを思い出しました。個人的にはティファニーよりはデビー・ギブソンの方が好きでした。歌もよかったですし、うまかったと思います。

で、この一世を風靡した二大歌姫が揃って動物パニックものに出演していたのも思い出しました。なぜ、こんな映画にばかり出ているのかは知りませんが、「メガ・パイソンVSギガント・ゲイター」という作品です。

これも以前に見たことがありますが、B級映画です。そして、やはり二人ともただの太ったおばさんでした。