上下本が多すぎる?

あたしの勤務先の「新刊情報」のページ。だいたい1か月から2か月くらい先の刊行予定書籍が紹介されています。

まだ装丁が出来ていないものが多々あり、情報も少なめですし、時には拠ん所ない事情で刊行が延期になってしまうこともありますが、お好きな方には「へえー、こんどこんな本が出るんだ、楽しみぃー」と思っていただけているようです。

その新刊情報のページ、現在のところ2ページにわたって10点ずつ、合計20点の近刊が載っていますが、そのうちの6冊が上下本。これってあまりにも多すぎないか、とちょっと心配になります。それもすべて歴史ジャンルですから、書店に入荷しても置かれる場所はだいたい同じ。大型店以外では「置く場所がない」という状態になってしまいます。


いや、新刊は毎日毎日多くの出版社から刊行されているのですから、大型店でもとても並べきれるものではありません。

本が書店に並ばない。

世間でしばしば言われているのとは別の理由で並ばなくなりそうです。うーん、これは由々しき問題。

かといって、この期に及んで刊行を延期するわけにも行きませんし、やるならもっと前から、数ヶ月の刊行スケジュールを眺め、そのジャンルごとのバランスを考えて刊行の順番を考えるべきなのでしょう。今さら言っても詮無いことですが。

しかし、実はどれも面白そうな本ばかりです。書店の方も、「スペースさえあれば、ちゃんと並べたいよ」と言っていただける本だと自負しております。