ねえ、ねえ、ナンシー、またあの毛皮のコート着て来てよ!

猛暑もようやく一段落という季節になりましたね。今年も暑い夏でした。

そんな暑さにもかかわらず、「ねえ、ナンシー、また、あのコート、着て来てよ!」という書店員さんが複数いるのです。いや、書店員さんだけではなく、他の出版社の人からもリクエストされることがあります、「もう着ないの? また見たいんだけど」と。

が、しかしですねえ、この暑さですよ。書店の中は冷房も効いていて多少は涼しいとはいえ、真夏にこんな格好をしていたら、完全に頭のおかしい人と思われてしまいますよ。

なので、とりあえず、リクエストにお応えしてウェブ上で再びのお披露目をさせていただきます。

あら、いけない、顔出ししちゃったわ! さすがに、サングラスを書けて書店営業はできませんよね。はい、ですから、当時もサングラスはかけていませんでしたよ。

再び改めてお伝えしておきますが、このコートは本物の毛皮ではありません。いわゆるフェイク・ファーです。なので、動物愛護団体から後ろ指を指される心配もないのでご安心ください。

ただし、社内からは後ろ指を指されてしまいまして、このコートは仕事で着用すること罷り成らん、と釘を刺されてしまいました。なので、二年ほど前に数回着ていたのですが、運よく(?)をそれを目にされた方と、そうでない方がいらっしゃって、目睹された方はもう一度、未見の方は「噂に高きあのコート姿を是非とも」というわけなのです。

上の写真は、お揃いではありませんが、やはり毛皮の帽子を着用しています。この帽子は、80年代半ば、あたしが大学生のころ、短期語学研修で一ヶ月間、北京を初めて訪れたときに北京の百貨店で買ったものです。本物の毛皮で、頭頂部はなめし革を使っているという、なかなかによい製品です。改革開放がスタートして間もない時で、まだまだ中国の物価がものすごーく安かった時代ですから、この帽子も日本円にするととても安かったです。現在では、本物の毛皮の帽子がなんて、どのくらい高価格になっているのでしょうか? たぶん、とてもおいそれとは買えない値段だと思いますし、本物の毛皮なのかどうかもあやしいものです。

で、その帽子をかぶった全身はこんな感じになります。フェイク・ファーのコートはふくらはぎからくるぶしくらいの長さがあります。そしてこの帽子です。ちなみに池袋のジュンク堂書店を、この格好に最初の写真のサングラスをかけて訪問したことがあります。それは仕事ではなく、休みの日にあくまでプライベートでの訪問ですから、勤務先の着用禁止令には抵触しておりません(笑)。

この格好で、知っている書店員さんと立ち話をしていたのですが(もちろん店内で)、周囲からはかなりの不審人物に映ったみたいで、その書店員さんが怪しげなあたしに誰何している図に見えていたようです。