先週の書店回りの時の出来事です。
あたしのすぐ前を、20代後半から30代前半とおぼしきカップルが歩いていました。まあ、たぶん夫婦か恋人でしょうね。平日の午後に仲良くお出かけですか、とちょっぴり羨ましく感じつつも、あたしは仕事です。
が、その二人を見かけたのはちょうど駅だったのです、ホームへ上がる階段を二人が上っていきます。あたしも少し遅れて上っていきます。あたしがちょうど見上げる視線の先が二人のお尻、というくらいの距離感。それほど接近しているわけでもなければ、そんなに距離が離れているわけでもありません。
で、あたしも他人のお尻を凝視したいわけではありませんが、次の瞬間、あまりの光景に目が釘付けになってしまいました。
その女性の方のパンツが丸見えだったからです。
いえ、実際にパンツが見えていたわけではありません。スカートを履いていました、それも割と長めの。長さだけで言えば、夏の暑い時期には似合わないと言ってよいかもしれません。もちろん触るわけにはいきませんし触ってもいませんが、見たところ、ごわごわしたタオルのような感じの布です。
ゴメンナサイ、アパレル方面に詳しくないもので、その女性がひどいスカートを履いているかのような表現になってしまいましたが、ああいう材質、素材をなんて呼ぶのかわからないので、見た感じをそのまま文字にしてしまいました。
で、そのタオル地のようなロングスカートがかなりタイトなもので、前を歩いているときは視線の先になかったので気づきませんでしたが、階段を上るときになって、足の動きでよりタイトさが強調され、パンツ、否、パンティーと呼ぶべきでしょうか、とにかくその線がくっきりと見えてしまっていたのです。
確かに、階段などを上っているときにパンツの線が見えてしまうということはしばしばあるでしょうし、女性も気を遣っていることはわかります。かく言う男性だって、タイトなボトムの時にはパンツの線が見えていると思いますが……
しかし、その女性の場合、タオル地のスカートが薄手だったからでしょう、ほとんどパンツが透けて見えるような感じだったのです。
うーん、これは目のやり場に困ります。男性の方は自分のツレがそんなあられもない格好で街を闊歩していることに気づいているのでしょうか? お尻が隠れるくらいの長さのカーディガンや上着を羽織るか、何らかの対策を取った方がよいと思いますが、もちろんそんなこと本人には言えません。余計なお世話どころか、痴漢と思われてしまうでしょう。さっさとホームに上がって、その二人の側を離れました。
見たくもないものを見させられた、むしろこちらが被害者な気分でした。