東洋文庫の『陳独秀文集』に興味を持つ、乃木坂46ファンの確率

下の画像は、あたしがよく見ている乃木坂46のファンサイト、というか、まとめサイト。ただし、今回のダイアリーの主役は乃木坂46ではありません。

タイトルの下に紫色のメニューバー、その下には自動で切り替わる画像が表示され、この画像ではセカンド・アルバムが表示されているところです。このセカンド・アルバムの下に、クリックで拡大してもらうとわかりやすいですが、ヨドバシカメラの商品が表示されています。

ブラウザであるサイトを表示すると、このように関連するコンテンツとか、最近チェックした商品が表示されるというのはよくあることです。ですから、このサイトを見ている乃木坂46ファンの人すべてがこの画像のような画面になっているとは限りません。あたしの場合、PC用品とか、家庭用品など、ヨドバシで買うことが多く、また商品の値段のチェックなどもヨドバシのサイトを使うことが多いので、このような表示になっているのだと思います。

で、興味深いのは表示されている内容です。女子高生やアイドルみたいなのがいっぱい写っています。たぶん乃木坂46のCDなどを買っているので、生写真とか、そういったものが「オススメ商品」として並んでいるのだと思います。

 

でも、その中に、違和感アリアリなのが東洋文庫の『陳独秀文集1』です。そう、この本、欲しいなあ、と思ってチェックしていたんです。たぶん、ヨドバシカメラのサイトで、乃木坂46の関連商品はともなく、東洋文庫を検索する人なんてほとんどいないのでしょうか、だから検索結果に出てきてしまうのでしょうね。このように、ネットの検索結果がデータとして蓄積される場合、おかしなといいますか、きわめて個人的なものまで収集されてしまうわけです。

アマゾンでも「この商品を購入した人はこの商品も購入しています」といった感じで、関連商品やオススメ商品が表示されますよね? もし、あたしが乃木坂46の生写真と東洋文庫を一緒に買ったりしたら、アマゾンのサイトの『陳独秀文集』のページには、「この商品を購入した人は……」として、乃木坂46の生写真がオススメされるということになるのでしょう。乃木坂46ファンで、中国近代思想に興味がある人って、日本国内にどれくらいいるのでしょうか?

って、あたしはここ何年もアマゾンでは買い物をしていないのでわかりませんが、もう何年も前に、アマゾンで中国古典の研究書と女子アナの写真集『あいこ日和』を同時に買ったことがありました。さすがに写真集は多くの人が買っているので、おすすめ本もさまざまでしたが、研究書の方はアマゾンで購入した人が、しばらくはあたし一人だけだったのでしょう、「この本を購入した人は…」のところには、ずーっとその写真集が表示されていました(笑)。