記事なのか、それとも宣伝してくれたのか(?)という気がした今朝の朝日新聞

今日の朝日新聞は、なんだか、あたしの勤務先の本を宣伝してくれているように感じました。その本というのは、『中国 消し去られた記録』と『蔡英文 新時代の台湾へ』。

 

もちろん、それは我田引水と言うのか、牽強附会と呼ぶのか、あたしの勝手な思い違い、否、思い込みなのですが、まずは下の写真をご覧ください。

今朝の一面です。アメリカの人権団体が中国の人権運動を支援しているという記事。ただし、この数年中国国内の締め付けが厳しくなり、思うような支援ができなくなりつつあるということを伝えています。

そして中面で、その追加記事。そのあたりのこと、『中国 消し去られた記録』に詳しいです。この数年、本当にひどいです。暴力的なものから、やんわりとしたものまで、実に巧妙です。

さらにこんな記事も。文革に対する論評です。「人民日報」の記事ですから、中国共産党の公式なものですが、この公式見解をはみ出るようなものは一切許さない、ということであり、こうして公式見解を出したのだから、これ以上もう議論するな、という態度表明なのでしょう。文革ですらこうなのですから、六四天安門事件の再評価など夢のまた夢なのでしょう。

そして社説。20日の総統就任式を前に中国共産党がなんやかやとうるさくなってきていることへの朝日新聞なりの論評なのでしょう。とにもかくにも、まずは新総統・蔡英文の演説を聞かないと話になりませんが、『蔡英文 新時代の台湾へ』を読めば、彼女の考え方、何を目指そうとしているのかはわかるはずです。