What is Taiwan?

このところちくま新書ばかり読んでる気がします(汗)。

  

現代思想史入門』と『カール・マルクス』を読み終わり、今日から『台湾とは何か』を読み始めました。

ちょうど来週、5月20日は台湾の新総統・蔡英文の就任式です。新書ですから、就任式までには余裕をもって読み終わるのではないでしょうか? 読み終わらなくても、第一章だけでも目を通してみてください。現総統の馬英九がなぜ台湾の人々の支持を失ったのか、そして圧倒的な支持を受けて新総統に就任する蔡英文とはどんな人か、大まかなところはつかめると思います。

そんな同書の巻末、参考文献のページが上の写真です。ここに新総統・蔡英文の著作が二つ載っています。そのうちの一つ『英派』は、就任式当日の配本で、あたしの勤務先から刊行予定の『蔡英文 新時代の台湾へ』です。

日本ではまだあまり知られていない蔡英文ですが、これからの日台関係だけでなく、東アジア情勢のキャスティングボートを握る人物になるかもしれません。注目しておいて損はないと思います。

 

しかし、いくら要注目とはいえ、本が一冊だけでは心許ないと思っていた矢先、あたしの勤務先の本が刊行される一日か二日前に宝島社から『親日派! 「蔡英文」』という本が出るという情報が入ってきました。こちらは蔡英文本人の著作ではありませんが、宝島社ですから宣伝力もはるかに大きいですので、相乗効果を期待したいところです。まずは蔡英文という名前を知ってもらわなくては!