日本のことなのか中国のことなのか?

中国 消し去られた記録』を読んでいます。時事通信の記者である著者が中国赴任中に配信した記事と、その解説、背景説明などを織り交ぜたノンフィクションです。

まだまだ最初の方を読んでいるだけなので感想は控えますが、冒頭から習近平政権になって締め付けが厳しくなっているという話題の連続です。しかし、こういった記述を読んでいるときに、ふと思うのは、自民党の憲法草案です。個人の権利よりも国を優先し、「国民は黙って言うことを聞いていればよいのだ」といった高圧的な態度。ちょうど前日に報道特集で取り上げていたこともあり、本書を読んでいると、これはいったい中国のことなのか、それとも日本のことなのか、わからなくなってきます。

どうして、こうも同じような方向へ向かっているのでしょうね、東アジアの両大国は。