独裁者は続くよ!

来月の新刊に『金日成と亡命パイロット』という本があります。その名の通り、金日成時代の北朝鮮のノンフィクションです。著者はブレイン・ハーデン、『北朝鮮 14号管理所からの脱出』の著者です。

そして「あれ、こんどは金日成ですか?」と思った方も多いのではないでしょうか? だって、あたしの勤務先、これまでにもアジアの独裁者ものとして『毛沢東(上)』『毛沢東(下)』、そして『ポル・ポト』を出してきましたから。

 

独裁者ものはアジアのみならず、『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち(上)』『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち(下)』『スターリン 青春と革命の時代』の三部作に、『ムッソリーニ(上)』『ムッソリーニ(下)』という第二次大戦時の巨頭の大部な評伝を出していまして、このほど、ついに真打ちとでも呼ぶべき『ヒトラー(上)』『ヒトラー(下)』という巨冊を出すからです。

  

 

 

そして挙げ句の果てに金日成! まあ、これは評伝ではありませんので、これまでの評伝の流れとはちょっと異なりますが、それにしてもまあ、よく出すものです。独裁者といったら、あとは誰が残っているのでしょうか?

でも独裁者ばかりではありません。5月の就任式に合わせて『蔡英文 新時代の台湾へ』を出します。蔡英文はご存じのように、台湾初の女性総統。しなやかな政治手腕が楽しみなリーダーです。