またしても併売推奨品!

JTBパブリッシングの新刊『地図で解明!東京の鉄道発達史』が並んでいるのを見かけました。

著者は今尾恵介さん、そしてこのタイトル。なにやら思い出しませんか?

  

はい、あたしの勤務先のウェブサイトで連載し、それを書籍化した『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東1』『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東2』『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東3』の3冊です。

これらは当時の地図と鉄道事業開業に当たって鉄道省に提出された鉄道会社の文書から、どんな風に鉄道が敷設されていったのか、関東の私鉄に絞って語った本です。JTBの本は鉄道省文書こそ使っていませんが、地図を読み解きながら、鉄道の発達を語るということでは共通します。そして私鉄に限らず、東京の鉄道全般にわたって書いているのが違いといったところでしょう。

これは一緒に並べて売らない手はないでしょう。JTBの新刊のあとがきには、真っ先に『地図と鉄道省文書』3冊のことが書かれています。そのくらい、著者・今尾さんにとって、出版社こそ異なりますが、これらの本はお互いに密接に結びついているのだと思います。

書店員の皆さま、是非是非どうぞよろしくお願いいたします!