2.26なんて、縁起がよいのか悪いのか、いや、いまどきの人は「二・二六事件」なんて知らないか? そもそもテレビもラジオも新聞も、ほとんど触れることがないですからね。
そんな昨日、2月26日、立川の高島屋の中に、売り場面積1000坪という、ジュンク堂書店がオープンしました。お隣、これは言葉のあやではなく、本当にお隣のビルにはオリオン書房ノルテ店があり、こちらも700坪ですから、かなり大きな書店なのですが、これで立川には巨大書店が二つという形になったわけです。
利用者からすれば、「そんな北口に二つじゃなくて、一つは南口に作ればよいのに……」という恨み節も聞こえてきそうですが、ちょうどよい場所、スペースがなければ出店したくてもできませんから、これは致し方ないところ。上述のオリオン書房も影響を被るでしょうけど、むしろ「本を探すなら立川へ」という流れができて、立川周辺の本屋の方が影響を受けるのではないでしょうか? 具体的には八王子のくまざわ書店や有隣堂、国分寺の紀伊國屋書店、国立の増田書店でしょうか? 姉妹店になりますが、武蔵村山のイオンモールに入っているオリオン書房、多摩センターの丸善なども影響を受けそうな気がします。オリオンとジュンク堂の勝負はおくとして、立川が一人勝ち、そんな気もします。
やや離れますが、同じく中央線の吉祥寺にあるジュンク堂書店も影響がないとは言えないかもしれませんが、さすがに吉祥寺ですと立川とは商圏が分かれそうなので、影響があるのかないのか、即断しかねます。
さて、そんなジュンク堂書店の語学書売り場でフェア、やってます。
ご覧のように、ニューエクスプレスがきれいに並んでいます。英語外の、中韓仏独以外の諸外国語まで揃えられるのは大型店ならでは。こういうジャンルが語学書全体の売り上げを引っ張れるとお店にとっても、あたしの勤務先にとっても嬉しいのですが……
さすがに売り場が広いので、ちょっとしたフェアをやるスペースがいくつもあります、そんな中、こんなフェアをやっていました。
「小さい出版社のもっとおもしろい本」フェアです。中小、零細出版社や地方の出版社の本って、なかなか中小規模の書店では扱えないものです。が、ジュンク堂書店のように巨大で、なおかつ全国チェーン展開しているお店ですと、こういうものまで扱えるのでしょう。こういうフェア、好きです。