これも朝日新聞。
新潮社の社長の提起から始まった、最近の図書館における新刊貸し出しの件。
記事によれば、図書館の貸し出しと新刊の売れ行き不振に因果関係がないようですが、このデータに恣意性はないのか、そのあたりの検証も必要かもしれません。ただ、記事中にあるように、本当に欲しい本、読みたい本は買う、という意見が本好きの本音なのではないでしょうか? もちろん、昨今の不景気で欲しくても買えない人が増えている傾向はあるのでしょうが……
図書館からの注文の場合、専門書はほとんど返品もないので、出版社から見たら非常なお得意様です。せいぜい初版が1000部やそれ以下という専門書の場合、最初に図書館、全国で200館でも購入してくれれば、非常に助かるのは事実です。(専門書の場合は、公共図書館だけでなく、大学図書館などの研究施設も上得意ですね。)
ですから、やはり村上春樹とか、東野圭吾といった人気作家の新刊が問題になるのではないでしょうか。それも一つの図書館で何冊も購入するというのは、やはりどうかと思いますし……
で、あたしは前にも書きましたが、やはり映画と同じようにインターバルを儲けるべきではないか、その程度の差を付けるのは世間にも受け入れられる範囲だと思っていますが、如何でしょう?