春節に憶ふ

Facebookって、時々「一年前は?」とか、「こんな写真、覚えていますか?」といった感じのエントリーが表示されます。個人的には、やや懐かしく見たりしているのですが、今回はなんともグロテスクな写真が表示されていて、ギョッとしてしまいました。

どんな写真家と言いますと、ほぼ一年前のあたしの目の写真。

「なんでそんな写真をアップしたの?」と問われれば、こちらのダイアリーを読んでください、と答えるしかないですね。ほぼ一年前、体調不良から、あたしは出勤途中、御茶ノ水の駅前で意識を失って倒れてしまったのです。まさしく昏倒です。

幸い、倒れた拍子に顔面を地面に強打し、その痛みで意識を回復したのですが、目の上がパックリと割れていて血がダラダラ。頬や肘、膝などあちこちも痛打していたようですが、とにもかくにも顔面の半分が血だらけに近い状態でとにかく会社へ向かいました。

それが昨年の2月1日、月曜日の朝の話。

出版健保が始まる時間になって傷口を診てもらいに行きましたが、健保では埒が明かず、そのまま医科歯科大学病院へ、そして縫合。そして抜糸をしたので傷口の写真を撮って、Facebookにアップしたのです。いま思うと、われながら悪趣味、露悪的なふるまいでしたね。

でも、その時は、意外と傷跡はきれいに塞がっていて、それほど見にくくもないと安心していたのも事実です。そんな安堵感から写真を撮ってアップしたのでした。

あれから一年か。

その後、意識を失うようなこともなく、今に至ります。そもそも意識を失うなんて、後にも先にもあれっきり。特に後遺症のようなものはありません。しかし、あれ以来、体調の悪いとき、電車に乗っていて気分が悪くなると、少し悪夢が蘇るようになりました。

やはり、年かな、と感じます。