これが現実なのか?

書店ガール 2』読了しました。かつて『書店ガール』ではなく、『ブックストア・ウォーズ』を読んだ人間としては、「続編だ!」という喜びがまずあります。

 

でも、今回は最初からPHP文庫です。どうして新潮社は自分のところで文庫化しなかったのでしょう? そしてみすみす第二弾をPHP文庫から出されるようなことになってしまったのでしょう?

本好きに読んでもらいたいからこそ、文庫ではなく単行本で出して欲しかったと思うのは、あたしのわがままでしょうか? ただ逆に、こういう本を単行本では出せないというところが、出版会の現実なのかもしれません。

なにはともあれ、書店員の方にはこの本を読んで、「所詮、小説さ」なんて思わないで、本を売る楽しさを奮い起こして欲しいと思いますし、出版社の人間もこの本を読んで、そういう書店員さんを応援するような気持ちを抱いて欲しいと思います。