須賀敦子は永遠?

書店でこんな本を見かけました。

集英社から出た『新しい須賀敦子』です。須賀敦子さんの新発見・未発表著作というのではなく、あくまで「須賀敦子を読み解く」というタイプの本です。それにしても須賀さんの人気は衰えませんね。一定のインターバルをおいてこの手の「須賀敦子もの」が必ず出版されます。そして、そのたびにブームになって関連書が売れるようになります。

となると、これではないでしょうか?

  

 

コルシア書店の仲間たち』『ヴェネツィアの宿』『トリエステの坂道』『ユルスナールの靴』『ミラノ霧の風景』という白水Uブックスの「須賀敦子コレクション」です。須賀さんの著作は他社からも刊行されていますが、お陰様で、このコレクションも根強い人気で、よく売れています。新書判という大きさが手頃なのでしょうか?