クリミア戦争、再び?

トルコとロシアの角逐。クリミア戦争を思い出しませんか? いや、もちろん従軍した人なんて生きているわけがありませんから、思い出すと言っても歴史事実としての話ですが……(汗)

 

クリミア戦争(上)』『クリミア戦争(下)』を読んでいただければよいのですが、つまりはオスマントルコとロシアの戦争です。本来なら同じキリスト教国である英仏がロシアに付くべきところ、逆にイスラム教国であるトルコに付いてしまった戦争です。現在の取ることオスマン帝国を重ねるのは間違っているかもしれませんが、そんな風に重ねたくなる構図です。

そうなると英仏はどう出るか? クリミア戦争の時は「ロシア憎し」で同床異夢ながらもタッグを組みましたが、今のところフランスはロシアと仲良くしている感じですね。実はフランスはクリミア戦争が終わるとロシアとさっさと手を組むんですよね。ほら、日本がやられた三国干渉だって仏露は手を組んでいるじゃないですか。まあ、ロシア帝国時代の貴族はフランス語をしゃべっていたそうですし……

とりあえずイギリスの声が、日本ではあまり聞こえてきませんが、そこらあたりが今後の行方を左右するのでしょうか?