永遠の処女って何?~原節子の逝去に思ふ

今朝の情報番組に飛び込んできたニュース。女優・原節子の訃報。

もちろんリアルタイムで見ていたわけでもありませんし、小津映画にも取り立てて関心を持ったことはないので、映画館やテレビでも見たことはありません。

それでも原節子という、半ば伝説と化した女優の名前は知っています。

特に悲しいとか、ショックとか、そういった感慨はありませんが、一つ興味深かったのは、いくつかのメディアによって書かれている「永遠の処女」という彼女のキャッチフレーズ(?)です。

数多い映画の中での、その清楚な佇まいや生涯結婚することなく独身を貫いた生き方から名づけられたのだと思いますが、この表現、物議を醸したりしないのでしょうか?

もちろん、多くの人、特に男性ファンはマイナスではなくプラス評価としてこの表現を受け止めていると思いますが、もしこれが性別が異なり、一生独身を貫いた往年の俳優に対して「永遠の童貞」と言ったとしたら、そこにプラスの要素はあるのでしょうか? 個人的な見解ですが、男性に使った場合、ほぼ百パーセント、マイナスのニュアンスで使われますよね?

そもそも、そういう観点から人を表現するということ自体、物議を醸しそうですが、人によって受け止め方がかなり異なるのでしょうか? つまり「永遠の処女」という言い方にマイナス要素を感じたり、「永遠の童貞」という表現に好感を抱いたり、という人が意外と多いのか、ということです。

朝っぱらから、こんなこと考えているあたしが一番の変態かもしれませんが……(汗)