エンヤのニューアルバム「ダーク・スカイ・アイランド」をゲットしました。
こんな感じのジャケットです(下の写真)。CDにありがちなプラスチックケースではなく、紙のケースで三つ折りでした。聴いてみると、いつもどおり、安定のエンヤです。癒やし系というのでしょうか? ホッと和むメロディーとボーカルです。たぶん、嫌いな人、苦手な人は「どれを聴いても同じ」と言うのでしょね。確かに、そういった印象もなくはないですが、でもヒーリング音楽ってそんなものではないでしょうか? もちろん、エンヤは自分の音楽をヒーリング音楽だ、などとは思っていないのでしょうけど
そんな昨今、営業回りの途次、とある書店の店頭でジャネット・ウィンターソンの『灯台守の話』(岸本佐知子訳)が面陳されているのを見かけました。
どうやら何かのフェアのようです。近づいて見てみると、青山七恵さんの『繭』刊行記念のフェアのようです。こんなパンフレットが置いてありました。
「そっと背中を押してくれる言葉たち」と題して、青山さんが「同時代の女性に贈る10冊」として作品を選んでいまして、10冊の中の一冊として『灯台守の話』が選ばれていたのです。
他の作品を見ますと、大手出版社の作品が並んでいます。そんな中で『灯台守の話』も頑張っているなあ、という印象を受けます。本書について青山さんは
苦しんだり悲しんだりしているときに「物語」がどう手を差し出してくれるか、この本が教えてくれるような気がします。
と書いてくれています。確かに本書の主人公はなかなか大変な人生を歩みますし、それはそのまま著者であるジャネット・ウィンターソンの人生にも通じることですが。
背中を押すのは言葉だけとは限りません。エンヤに限らず音楽も背中を押してくれることが多いのではないか、そんな風に思います。じゃあ、お前にとって背中を押してくれるのは何? と聞かれたら、どう答えましょうか?
とりあえずは『韓非子』を読め、と答えておきます。