五百羅漢よりもスゴかった?

今朝の朝日新聞に「ボッティチェリ展」の記事が載っていました。朝日新聞が主催者に名を連ねているのですから紙面を使って宣伝するのは当然ですよね。今回も大がかりな展覧会のようですが、ボッティチェッリと言ったら、たいていの人はこの作品を思い浮かべるのではないでしょうか?

はい、「ヴィーナスの誕生」です。もちろんいろいろと名画はあるでしょうが、ボッティチェッリの作品で一番有名なのは、たぶんこれだと思うのですよね。

と、そんな紙面を、朝出かける前に見てしまったので、今日のネクタイは上の写真のようなものになってしまいました(汗)。

ところで、この朝日新聞の同じページに「村上隆の五百羅漢図展」の記事もありました。こちらも朝日新聞が主催です。それにしても、この五百羅漢像、展覧会のサイトによると「世界の絵画史上最大級と呼ぶにふさわしい、全長100メートルに及ぶ超大作《五百羅漢図》が日本で初公開されます」とあります。

すごいものですね。たぶん実際に目の当たりにしたら圧倒されるのではないかと思います。それくらい迫力のあるものだと思います。

が、そこで思い出しました。あたしの勤務先から出ている『バンヴァードの阿房宮』です。

世界を変えることのなかった十三人の人々の強烈な伝記集です。この中、巻頭を飾るのがミシシッピー川の巨大なパノラマを描いたジョン・バンヴァードの物語です。彼が描いたパノラマも巨大だったそうです。その長さ、なんと3マイル! キロメートルに直したら5キロ弱です。

別に五百羅漢像と張り合うつもりはありませんが、張り合うもなにも桁が違います! もしそのパノラマが現存していたら……