フェリーニ

今朝もスカパー!でちょうどやっていたジャッキー・チェンの懐かしい作品を鑑賞です。

例によってジャッキー、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウの三人が大活躍する「香港発活劇エクスプレス 大福星」です。これは日本が舞台の作品なのですが、親日家と言われたジャッキーにしてはずいぶんと日本の描き方がおかしいです。もう少し日本人の意見を聞くなり、ちょっと見てもらうなりすれば防げたようなミスというかおかしなところがかなりあります。まあ、日本人が見るからそう感じるのであって、香港で封切りされた時にはどうでもよいことだったのでしょうね。とにかく、これは単純に見て楽しむ作品です。

次の作品はこちらです。

1967年の映画、「世にも怪奇な物語」です。1967年って、あたしの生まれた年ですね(笑)。

これはエドガー・アラン・ポーの作品を三人の監督がそれぞれ映画化したオムニバス作品で、ネットの映画評ではフェリーニが監督した3作目「悪魔の首飾り」がダントツの評価を受けているようです。あたしが見た限りでは、最初の「黒馬の哭く館」はとにかくジェーン・フォンダが魅力的です。退廃的な空気がよく出ているとは言えませんが、古城や海など景色の映像はきれいです。とても半世紀近く前の作品とは思えません。

次の作品があたしには一番ホラーとして怖いと感じられましたが、とにかくアラン・ドロンの魅力が満載です。アラン・ドランが格好良くもありつつ、とにかく悪いです。イヤな奴です。でもその悪さの裏にある人間的な弱さがよく出ていたと思います。

最後の作品が実は一番わかりにくかったです。これが最高という評が多いのは、やはり皆さん映画をよく見ている方なのでしょうか? 主人公の破滅っぷりは憐れですが、もう少しストーリーにわかりやすさというか、ストーリー性が欲しいと感じるのは、あたしがフェリーニ作品を知らない人間だからでしょうか? これぞフェリーニなのでしょうか?

そういえば、フェリーニと言えば、あたしの勤務先からこんな本を出していましたね。