比較してみました!

映画「ミケランジェロ・プロジェクト」がいよいよ公開です。

本国ではとっくに公開されていたそうですが、これがようやく日本公開となったわけです。

 

原作は角川文庫から出ている『ミケランジェロ・プロジェクト(上) 』『ミケランジェロ・プロジェクト(下)』ということになっていますが、もともとはあたしの勤務先から出ている『ナチ略奪美術品を救え』で、本書を角川書店が文庫化したものが角川文庫の上下本なのです。

四六判の分厚い単行本が、二冊になっているとはいえ文庫に収まったのでしょうか? ちょっと気になります。並べてみると、下の写真のような感じです。

かなり乱暴な比較ですが、単行本『ナチ略奪~』の方は、一頁あたり44字×20行で、本文は488頁ですので、単純計算で429,440文字となります。対する角川文庫の方は、37字×18行で、上巻の本文が294頁、下巻が305頁で合計の文字数が398,934文字となります。

おわかりのように、文庫本の方が3万字ほど少ないです。文庫本の最後には「加筆の上、修正しました」的な文面が書いてありましたので、単行本から少し削った部分があるのでしょうか?