ようやく、檸檬?

関西ツアー中です。今日は京都を回りました。

京都と言えば、この夏オープンした丸善が東京でも話題の中心でしたが、オープン時から早数ヶ月、ようやく初訪問を果たしました。

とりあえず建物は以前のBALと似た雰囲気があります。「うん、確かにBAL」という感じです。ただし、かつてのジュンク堂書店はその上の方のフロアに位置していたのですが、今回は地下一階と地下二階です。以前のコミック売り場ばかりを利用していた人なら違和感はないでしょうが……

で、お店はどうなのよ? という疑問もあるかと思いますが、担当の方はBAL時代、そして朝日会館時代から引き続きの方が多いので、こちらとしてはやりやすいです。お店の感じも確認できたので、これからはより効果的な案内ができるのではないかと思いますし、それができなければ営業として失格でしょう。

お店は広いですが、ジュンク堂をいくつも見ている目からすると、格段に広いという感じはしません。ただ丸善なので文具売り場が充実しているなあ、と感じますし、洋書売り場も京都では圧巻の規模ではないでしょうか。外国人観光客も多い京都なら、知れ渡れば、そういうお客の来店も増えるのではないでしょうか?

しかし、そんなことよりも京都の方が口を揃えて言うのは、河原町通の衰退の方が気になります。あまりにも東京と同じようなチェーン店ばかり、コンビニやコーヒーチェーンが軒を連ねている感じがします。もうちょっと京都らしいお店がないと、瓦町通へ人が来なくなるのではないか、という気もします。別にお土産物屋の話をしているのではありません。和雑貨とか漬け物とか和菓子とか、そういうお店がもっとあってもよいのに、そう感じます。

四条通も似たような感じと言えますが、それでもちょこちょこと昔からのお店も残っているので、観光客や地元の人で賑わっていますが、河原町通はこれからどうなるのでしょうか? 丸善と新しいBALがきっかけとなってまた京都らしさを取り戻していくのでしょうか?

いや、でも京都の人間でもないのに偉そうに言えませんね。そもそも京都らしさって何なのよ、と聞かれても、スパッと答えられるわけでもありませんし。

情けない。