マダムの集まる街(?)、二子玉川にある紀伊國屋書店。その海外文学コーナーです。
まずはミュリエル・スパーク、『死を忘れるな』『ミス・ブロウディの青春
』『ブロディ先生の青春
』の三つが並んでいます。
単行本とUブックス、判型が異なるからでしょうか、意外と隣に並べている書店って少なかったりします。特に今回の場合、「ブロウディ」が新旧訳が揃い踏みですから、このように並べていただけると相乗効果が期待できると思うのですが……
このダイアリーをご覧の書店の皆さま(←どれだけいるのやら)、よろしかったらお願いします。
ついで下の写真。
何が言いたいか、何を表現しているか、おわかりになりますでしょうか? とりあえず、あたしの勤務先の『父を見送る』を発見できると思いますが、それに焦点を当てて周囲を見回すと、なんとなくテーマが見えてくるのではないでしょうか?
はい、先日このダイアリーで書いたアイデアというか思いつき、同じことを考える方はいるもので、それを実際に表現しているわけです。わかってくださいましたでしょうか?
全体を眺めてみると、主に家庭内に目を向けた、軽めの老後問題、介護問題のエッセイというよりは、社会問題としての深刻さを訴えるハードなノンフィクションでまとめられている感じです。
全体をまとめて「老いていく親について目を背けずに考える」なんていうポップでも付けたりすれば、もう少しこの一郭の意味が伝わりやすくなるかもしれません。でも、こういう問題は、あまり声を張り上げるタイプのものでもないかもしれないので、こんなふうに静かに展開し、気づく人は気づく、というスタンスもよいのかもしれませんね。