昨日までの三連休。体育の日は10月の10日じゃないとしっくりこないよ、と思ってしまうあたしは、正真正銘、昭和の人間なのでしょうか?
例によって、三連休は引き籠もっていました。家の外へ出たのは、近所のスーパーへ水をくみに行ったくらいです。最近、スーパーなどで専用容器を購入すると、あとは水をくみ放題っていうサービスがあるじゃないですか? あれです。
土曜日の午後、そんな水汲みに外へ出たのですが、ちょうど近所の幼稚園の運動会が終わった頃合いだったのでしょうか、小さい子供連れの夫婦をたくさん見かけました。子供を挟んで見るからに幸せそうな親子連れです。
で、そんな若い夫婦を見ていて思いました。「あたしの人生に、こういう状景が訪れることはないんだな」という実感です。そもそも、いまから結婚して子供をもうけるなんて、たぶん無理でしょう。仮に、ものすごーく奇跡のようなことが起きて結婚でき、子供が出来たとして、その子が幼稚園に上がるころ、あたしは何歳になっているでしょうか? とても土曜日に目撃した若い夫婦の仲間に入るなんてできません。
昨今は男女ともに結婚年齢、出産年齢が上がっていますので、さすがに「おじいちゃんと孫」とまでは思われないにせよ、ああいう若い夫婦の姿を見ていると、「いや、やっぱり孫を連れたおじいちゃん」に見えてしまうだろうな、と思うのです。
これも自分のこれまでの人生の歩み方のせいなので、誰が悪いわけでもありません。若い夫婦の中に入れずに、そのせいで子供が不利益を被るなんて、それも悲しい話です。しかし時間を巻き戻すことはできませんから、あたしが若いお父さんになることはもう不可能なわけで、そうなると、人生においていろいろなことを諦めていかなければならないのだなあ、と改めて思わされる休日でした。
そうそう、こんな本、読み始めました。『<40男>はなぜ嫌われるか』です。