スペインのカタルーニャ地方が独立できるのか否か、ニュースでも報じられています。
カタルーニャと言われても「どこ、それ?」という日本人も多いかも知れませんが、バルセロナと言われれば、なんとなくわかる方も多いのではないでしょうか?
さて、カタルーニャ州の独立についてスペイン政府はすぐさま「認めない」という声明を出していますが、こういうのってどうしたら認められるのでしょうか?
たとえば近いところでは中国のチベットや新疆。独立運動がずーっと続いていますし、もちろん北京の中央政府は認めようとしません。むしろ弾圧姿勢で臨んでいます。統一国家として、その領土の一部が独立を宣言するのは国家転覆になるのでしょうか? そこまで過激な言葉を使わなくとも、いったいどうやったら独立は認められるのでしょうか? そう言えば、最近、こんな本が出ていましたね。
現代新書の『独立国家のつくりかた』です。この本を読めば独立の仕方ってわかるのでしょうか? 例えば、日本で考えた場合、北海道が独立するとか沖縄が独立するといった(確かに琉球時代の沖縄は独立国だったような……)住民投票が現地で可決されたり、その地域の議会が可決したら、日本国政府はもちろん認めないでしょうが、それって法律的には何を根拠に認めないと言えるのでしょうか? 逆にどういう手続きを踏めば独立できるのでしょうか?
などといろいろ考えてしまいますが、とりあえず話題のカタルーニャについてはこんな本がお薦めです。
『ニューエクスプレス カタルーニャ語』と『カタルーニャの歴史と文化』です。
他社のものでは『物語カタルーニャの歴史』や『カタルーニャを知る事典』などがお手頃だと思います。
ちなみにスペインではカタルーニャ州だけでなく、バスク地方も独立の機運がありますよね。そのバスクについてはこんな本があります。
『バスク人』『バスクとバスク人』『バスク語のしくみ』などなど。
うーん、これ、この問題が更に大きなニュースになるようだったら、コンパクトなフェアが出来そう?