ちょっと前にこんな本を買いました。まだ読んでいないのですが……(汗)
『満洲国を動かした謎の人脈』です。文庫本なので気軽に読めそうです。
が、書店回りをしていたら、こんな本が目に入りました。
『満洲怪物伝』です。こちらはソフトカバーですが、一応は単行本です。
どちらも戦前・戦中の満洲で活躍・暗躍した人々を列伝風に取り上げています。前者の方が10人と取り上げている人物は少ないですが、そのぶん一人一人は読みごたえのある分量になっているようです。それに対し後者は一人一人の記述は少なめですが、いろいろな人物が取り上げられています。
目次によると「里見甫」なんて名前も見えていますし、巻末の「巻末企画 満洲人物伝82」を見ると「橘樸」の名前も見えていました。これはこれで案外面白い本ではないかな、そんな風に思います。
それにしても、この夏は満洲関係の書籍がよく出ますね。この二点だって8月や9月の刊行ですから、夏に売ろうという点ではかなり遅い刊行だと思いますが、それでもまだ出るというのは、それだけ戦後70年が大きな節目だと考えられているからなのでしょうか?