百周年記念復刊@新宿

あたしの勤務先の、創立百周年記念復刊。ラインナップは『パタゴニアふたたび』『サミュエル・ベケット短編小説集』『紙の民』『火山の下』『黒の過程』『グールド魚類画帖』『音楽史を変えた五つの発明』『ポル・ポト ある悪夢の歴史』の8点です。

  

  

 

そして、基本的にこれらは復刊であり、つまりは重版・増刷なので、委託配本はしていません。書店やお客様の立場から見るとどういうことかと言いますと、「注文しないと入荷しない」ということです。一部の出版社を除くと、書籍というのは勝手に入荷するというのが普通です。もちろん海外文学や数千円もする歴史ノンフィクションなどは作る部数が初めから少ないので、都市の大型店を中心に配本されるので、街中の小規模店には入荷しないこともよくあるでしょう。ただ、今回の記念復刊は大型店でも注文をいただいていないところには出荷していないので、勢い「このお店ならきっと入荷しているだろう」という書店にお客様も集中しているようです。

そこで、いくつか既に本を並べていただいている書店を、新宿地区からご紹介します。まずはブックファースト新宿店です。

ちょうど「創立百周年」のフェアをやっていただいているのですが、そこに復刊も並べていただいています。文庫・新書・文芸ゾーンのレジ横、フェアコーナーです。

続きまして、紀伊國屋書店の新宿南店。4階の文芸フロア、海外文学コーナーのエンド台です。ちょっとわかりにくいですか? アップにすると下の写真です。記念小冊子も置いてありますので、是非どうぞ!

続きまして、同じく紀伊國屋書店の新宿本店。2階の文芸フロア中央の話題書、新刊コーナーの中心で展開中です。こちらも記念小冊子も横にこっそり置いてあります(笑)。

ちなみに、新宿本店の海外文学コーナーでは、各ジャンルのところにも復刊を置いていただいていますので、フェア台の本がもし売り切れていたら、各国別の売り場も探してみてください。下の写真、『紙の民』『グールド魚類画帖』が置いてあるのがわかるでしょうか?

ところで、上の新宿南店。記念復刊の隣に「サイン本」という文字がやたらと躍った一群の書籍が目につきます。

これらの書籍を見てわかる人はわかると思いますが、つい昨日、翻訳家の岸本佐知子さんが来店され、訳者サイン本を作ってくださったとのこと。