うらめしや~

本日は先々週土曜日の休日出勤(=棚卸し)の代休を取りました。それにしても雨が鬱陶しいですね。

でも、そんな雨の中、行ってきましたよ! どこへって? ここです、ここ。

わかりますか? 東京藝術大学美術館で開催中の「うらめしや~、冥途のみやげ」展です。13日で会期も終了というこの時期になってから出かけたのは、暑い真夏を避けたというのもありますが、それよりもなによりも今回の目玉である上村松園の「焔」を見たいがためです。この作品の展示期間が会期も最終盤、9月1日から13日までだったので、それまで見に行くのを控えていたのです。そして本日ようやく行ってきたというわけです。

幽霊の絵ばかり見てきたわけですが、よかったです。このくらい涼しくなってしまうと、ゾクゾクという感じを味わうまでもありませんが、幽霊の美しさ、ある種のエロチシズムは十二分に堪能できました。いくつか醜い形相の幽霊も描かれていますが、基本的に女性の幽霊は美しく、儚げで、むしろ守ってあげたくなるタイプの女性が多いです。特に、上の写真の右側、チケットにも描かれている鰭崎英朋「蚊帳の前の幽霊」など美しさの極致だと思いましたがいかがでしょう?

さて、今回買ってしまったのは上の写真のようにクリアファイル二つ、英朋と松園のデザインものです。それとやはり「焔」のマグネット。実は英朋の一筆箋もあったのですが、この「蚊帳の前の幽霊」は表紙だけ、一筆箋の一枚一枚には印刷されていないので、「それじゃあ意味ないよ」というわけで買いませんでした。