イギリスのエリザベス女王の在位が記録更新したというニュース。それほど大きくはありませんが、多くの新聞、テレビでも取り上げていました。やはり皇室を戴く日本としては関心を持ってしまうニュースなのでしょうね。
ところで、そんなエリザベス女王を主人公としたこちらの小説、とても面白いです。
『やんごとなき読者』といいます。タイトルにもある「やんごとなき読者」というのがエリザベス女王のこと。ひょんなことから読書に目覚めてしまったエリザベス女王。読書にどんどんのめり込んでいくことから周囲の人を巻き込んだ騒動に発展します。本を読むことの面白さや意味、そこから得られるものを教えてくれる小説です。この機会に是非! もちろん実際に起こったことではありません、フィクションです。
そんなイギリスの上流階級の暮らしについては、今も相変わらず売れ続けている『おだまり、ローズ 子爵夫人付きメイドの回想』、そして『執事とメイドの裏表 イギリス文化における使用人のイメージ』などがお薦めです。
さて、話は変わって勤務先のTwitterに載った以下の記事。
『サル その歴史・文化・生態』刊行を記念し、東京堂書店神田神保町店さん2Fで、「サルという生物」フェアが開催中です。弊社刊『サル』ほか、各社の様々なサル本が展開中。 pic.twitter.com/kx7LVU6X6E
— 白水社 (@hakusuisha) 2015, 9月 2
やはりサルは人気です。昨日のダイアリーでも取り上げた『サル その歴史・文化・生態』がじわじわと売れてきています。電話やファクスでの客注や追加注文が伸びています。そんなサル関連書にまた一つ新刊が加わったようです。
中公叢書の『「サル学」の系譜 人とチンパンジーの50年』です。実は前者は「原猿と類人猿を除いたサル」について書かれたものですので、代表的な類人猿であるチンパンジーを扱う後者を併せ読むことで、サル全般について人との関わりが理解できるようになるのではないでしょうか?