出版物総目録って、どのくらいの需要があるのでしょうか? やはり紙媒体で欲しいのでしょうか? でも、それは無理ですね!

hontoというサイトをご存じでしょうか? 丸善&ジュンク堂のネット部門という位置づけだと思いますが、利用したことはありますでしょうか?

そんなhontoのサイトで、こんな書籍、いや電子書籍が発売されました。

白水社 100年のあゆみ』です。

今年、創業100年を迎えた白水社の全刊行物のリストと社史が一緒になったものだそうです。総目録というと、どうしても紙媒体のものをイメージしがちですが、これは紙はありません。電子のみでの提供のようです。

神保町の古本屋などを歩くと、いろいろな出版社の「100年史」「50年史」といった書籍が売られていたりします。たいていは、これと同じように「出版物総目録」と「社史」の組み合わせなのですが、それなりの値段で売られていたりするものです。ということは、それだけ需要があるということですよね。

そもそも、そういったものは原則として非売品で、関係者にのみ配られたりしているので、だから余計に値段が上がるのかも知れません。ですから、今回のように電子書籍で、しかも価格は0円となると、どれほどの人が取得(ダウンロードというのでしょうか)することになるのやら……

ちなみに、honto独占というわけではなく、今後は随時他の電子書籍店でも配布(公開というのでしょうか)されるようになるみたいです。