本日は『第二次世界大戦1939-45(下)』の見本出しでした。配本は23日ですので、来週末には書店の店頭に並ぶのではないでしょうか? さすがに三冊が並ぶと壮観です。書店でも目立つでしょう。
並べてみるとこんな(上の写真)感じです。でも、これではどんな感じなのかボリューム感が出ませんね。
積んでみました(上の写真)。ちょっとした文庫本の高さと同じくらいになります。これは暑い、否、厚いです。ちなみに、あたしは、ただいま中巻のほぼ中間あたりを読んでいます。こんなに分厚いのですが非常に面白いです。どんどん読み進めることができます。教科書でサラッと学んだ第二次大戦ですが、実はこんな戦いだったなんて、意外なことばかりです。
ところで、この三冊、各巻巻頭にはモノクロの口絵が数ページあります。第二次大戦の写真なら『写真が語る第二次世界大戦』とか『総図解 よくわかる第二次世界大戦』とか、いろいろと専門の書籍が出ていますので、総量としては負けるに決まっていますが、この三冊に収録されている口絵も、本文を読みながら眺めるとなかなか興味深いものがあります。
そんな口絵、上巻の最初に載っているのが下の写真です。中国兵を銃剣で突き刺している日本兵の写真です。上巻を手に取ってページをめくり、最初に目に飛び込んでくるのがこの写真です。
そして下巻の口絵の最後を飾るのが下の写真です。家を失った沖縄の一般人だそうです。最初と最後に日本絡みの写真を持ってくるとは、それなりに考え抜かれた配置ではないでしょうか?
もちろん、この他にも連合軍、そしてドイツ軍の写真もたくさん収録されています。本文のページ数に比して、「もっと写真が載っていてもいいのではないか」という気も、正直なところ、最初は思いました。でも、この本の場合、写真などの助けを借りなくとも、文章の力、面白さでグイグイ引っ張ってくれますから、このくらいでも十二分に効果を発揮しているのではないでしょうか?