ウリポ

水声社の新刊『ぼくは思い出す』が店頭で目に入ります。

なんか、どっかで見たことあるタイトルです。

あたしの勤務先の『ぼくは覚えている』ですね。いや、思い出すもなにも、『思い出す』のオビには「ジョー・ブレイナード『ぼくは覚えている』に想を得て」とありますから、似ているもなにもドンピシャなんですよね。

とういうことは、ジョルジュ・ペレックもウリポのメンバーということですよね。ウリポと聞いて反応できるの人は、かなりの海外文学通なのでしょうか? かくいうあたしも『覚えている』が刊行されたころ、海外文学に詳しい書店員さんに教えてもらった程度なんですけど……

国が異なるので、この両書を並べている書店は少ないかも知れませんし、そもそもオビの惹句に書店員さんが気づいてくれているのかもわかりません。でも、ウリポのメンバーなんだし、タイトルもこれだけ似ているわけですから、隣に並べてみてもいいのではないかと、そう思うのです。