もっと業界の話を!

戦う!書店ガール」第5話、録画しておいたのを視聴しました。

ちなみに、最近のドラマは録画しておいて土日にまとめて視ることが多いです。その方がCMを飛ばして視られるので、無駄なくサッと視られる感じがしてよいです。たまにオンエア時に視ることがあると、CMが鬱陶しくて精神衛生上よくないですね(汗)。まあ、こういう視聴のされ方をするとスポンサーも悩ましいところなのだとは思いますが……

さて、第6話ですが、なんかどんどん書店の話からずれって行ってしまいましたね。チェーン初の女性店長誕生なんて、別に珍しい話ではないし、その裏にうごめく男性社員やお偉方の腹黒い企み。二言目には「女だから…」的な物言い。いくらなんでも時代を先取りではなく、後取りしている気がします。

そりゃ、あたしだって書店業界の内部までは知りません。が、あんな旧態依然とした、男尊女卑の業界だとは思えません。店長や主任クラスには女性が多いですから、それなりに組織の中心部にだって女性が多いのではないかと思っていましたが、あんな風に描かれると、ものすごーく後れた業界だという先入観を持たれてしまうのではないでしょうか?

いや、たとえ男尊女卑的に描くにしても、描き方が古典的すぎて、かえって滑稽。いまどき、あんな昭和のオヤジのような女性蔑視がまかり通っている職場があるとは思えないです。碧野さんの原作は、もっと本屋に対する愛情にあふれ、本屋ならではのエピソードが綴られていたと思いますが、このテレビドラマでは「たまたま本屋が舞台だった」というだけで、本屋であることの必然性がストーリーからもうかがえないんですよね。

あたしとして、このドラマがもっともっと盛り上がって、業界の活性化とか、そこまではいかなくても、本屋に足を運ぶ人が増え、本屋とか出版社に就職するのもいいな、と思ってくれる人が増えてくれることを期待していたのですが……

愚痴はやめましょう。後半の展開に期待です!

あと、書店の方はよくわかっていない部分がありますが、出版社について言えば、そりゃ小幡くんは亜紀のことが好きなわけですからいろいろ手を貸してあげるのは理解できますが、現実としてそんなに一つの書店にばかり営業に行ってはいられません。まあ、都内の大型店舗なら一週間に一回、ないしは二週間に一回は顔を出すとして、それ以外になると、あたしの場合、担当地区の書店は基本は月に一回か二回訪問できれば、という感じです。ああ、それではいけないのでしょうか?

そう言えば、碧野さんの小説では亜紀の姓は小幡でしたね。このドラマがヒットしてパート2とかが作られるのなら、この二人は結婚するのでしょうか? 小説では亜紀は既婚の設定だったはずでしたし。

今回は小幡と亜紀の打ち上げシーン、否、デートシーンがありましたね。出版社の人間と書店の人が一緒に食事をするというのは無くはないです。ただ、二人だけで、というのはあまり聞かず(もちろん男女二人という意味です。まあ、そんなこと、いちいち他人に報告はしないでしょうが……^^;)、特にランチはありえても、夕食はほとんどないと、仲良しの女子書店員からは聞きますね。だから、たいていは「書店員何人かと出版社の人間何人か」という飲み会、食事会になるようです。

こういう会席、人によっては頻繁にあるみたいですが、あたしの場合、ほとんどありません。誘われることがほとんどないのと、実はこの業界の人、意外とタバコを吸う人が多くて、こういう会席、参加したこともあるのですが、あたし以外の全員が喫煙者だったということもあって、だからできるだけお断わりしている、というのがその理由です。あとは、あたしの就寝時間が早い、という致命的な理由もそこに加わりますけど(笑)。