ケネディとフルシチョフ

今日の朝日新聞「歴試学のススメ 世界史編」はキューバ危機がテーマでした。あわや第三次世界大戦という国際的な危機だったわけですが、この前後というのは本当に国際関係が東西冷戦でピリピリしていた時代だと思います。そんな時代を知るのに、こんな本は如何でしょうか?

 

サブタイトルは「ケネディとフルシチョフの冷戦」です。老獪なフルシチョフに手玉に取られる若造ケネディという構図が斬新です。これまで特にアメリカではケネディというとアメリカの希望の星というようなイメージが強かったと思いますが、本書のように実際のケネディ、決して有能でも、希望の星でもない、ありのままのケネディ像の掘り起こしというのが、昨今はアメリカでも進んでいるそうです。本書はそんな流れの中で刊行された一書です。