桜祭り

わが家の近所に桜がトンネルを作っている通りがあります。何回目になるのかわかりませんが、その通りを会場として今年も桜祭りが行なわれました。100メートルか200メートルくらいしかない道で、ふだんはバス通りにはなっているものの、全体としてそれほど交通量が多いわけでもないので、桜祭りの日だけは午前中から夕方まで通行止めにし、いくつか模擬店も出店してそれなりににぎやかに行なわれています。

と書いたものの、毎年あたしは行きません。もともとお祭りが好きでないので、この桜祭りに限らず、たいていのお祭りには行こうという気が起きません。たぶん、幼少のころ巣鴨の地蔵通り商店街の近所に住んでいて、毎月4のつく日の縁日を体験していたので、「もう縁日は十分、お祭り騒ぎはたくさん」という気持ちがあるのだと思います。

さて、毎年桜の季節の、とある土曜日に一日だけ行なわれる地元の桜祭りもなかなか桜の最盛期に合わず、残念な結果になっている年が多いです。今年も昨日だったのですが、辛うじて少し咲き始めた感じだったでしょうか? 今日、その会場となった通りのそばを通ったとき、桜は4分から5分咲きといった感じでしたから、まあ、祭りをやるにはなんとか格好はついたかな、と思われます。何年か前には雨天で一週間順延となり、見事に盛りが過ぎて散りまくってしまった年もありました。

と、桜祭りを腐しているようですが、あたしは桜は好きです。あの儚さが好きです。だから咲き始めや咲き誇っているときよりも、散り際が好きです。でも桜を見ると哀しくなります、切なくなりますね。

ちなみに、昨日の土曜日は、ちょっと荷物を置きにマイカーで会社まで行ってきたのですが、靖国神社から北の丸公園のあたりの人出はすごかったです。また近所の小金井公園もかなり大勢の花見客が押し寄せていたみたいです。先週木曜日の上野も、そういえばかなりの人の賑わいでしたね。