いまさらの、3周年西武ドーム

乃木坂46のデビュー3周年、西武ドームコンサート。もちろん行きませんが、スカパー!の生中継は録画しておきました。とーたる8時間の長丁場。最後の方は生中継を見ていたのですが、前半どころか、4分の3ほどは未見だったので、休日や平日の帰宅後に少しずつ見ていて、ようやく視聴完了です。

さて、感想ですが、佳い楽曲が多いなと思う反面、正直に言ってしまうと、ライブパフォーマンスはまだまだだと感じました。「あんなんでお金取るの?」とまでは言いませんが、もう少しスキルアップ、レベルアップを期待したいです。

もちろん昨今の歌手のライブは演奏とか曲を味わうのではなく、その場にいて、大騒ぎに参加することに意味がある、と言われているようですので、そういう意味では観客も一体となったよいライブだったと思います。ジャニーズをはじめ、口パクが当たり前、歌手が盛んに「パフォーマンス」と言うように、決して歌だけを聞かせるのではなく、踊りや演奏(←これはカラオケですね)、舞台装置や照明、それらが一体となった総合芸術と言うべきなのかも知れません。であるからして、歌手が実際に歌っているのか歌っていないのかは、気にするだけ詮無いことなのでしょう。

という立場から見ると、乃木坂のライブは口パクで行くのか、生歌で行くのか、中途半端だったかな、と思います。どうしてもサビの部分を除けば、二人か三人ずつで代わる代わる歌唱するスタイルですから、あの大きな会場で、あれだけ踊りながらでは、相当声量のある歌い手でないと、声は通らないでしょう。

いっそエグザイル・グループのようにボーカルとパフォーマーと分けてしまうのも一つの手かも知れませんし、そこまではっきりとは分けられないとしても、かつてのモーニング娘。が基本はなっちとごっつぁんが歌っていたように、メインボーカルを固定した方が、歌を聴かせるという点ではよいのではないかと感じました。

またダンスですが、これも十数人がしっかり揃わないと、やはりちょっと情けなく感じてしまいますよね。完璧にピッタリ揃えるというのは難しいでしょうし、ライブならではのアドリブもありだと思います。それでもメインステージで並んで踊るとき、決めるところではしっかり決めて欲しい、そのツメがやや甘いところがまだ目立ちます。

かなり辛口な意見を書いてしまいましたが、乃木坂46がより飛躍するためには、さらなるレベルアップを期待するので、あえて。