午後から吉祥寺の啓文堂書店で行なわれた今尾恵介さんのトークイベントに行って来ました。
鉄道の話って、やはり好きです。今ある鉄道がもとはこういうルートで走る予定だったとか、当時はここに鉄道が通るはずだったといった話はいくつも本が出ていますが、決して網羅的に読んでいるわけではないので(否、たぶんほとんど読んでいないと言った方が正解)、この手の話はとても興味深いです。また鉄道省文書という、当時の時流とか鉄道会社の思惑とか、役所の都合とか、そういったものが垣間見えるのも楽しいものです。
そんなトークを聞きにいった吉祥寺。久しぶりです。
毎朝、必ず通りますが中央線に乗ったままなので降りることはありません。全くもって通るだけです。帰りは、たいていが小田急線や田園都市線の営業回りから直帰するので、南武線で西国分寺経由が多く、吉祥寺を通ることは滅多にありません。時に中央線で新宿の方から帰ってくることもありますが、帰心矢の如しで吉祥寺で降りることはほとんどないです。ごくごくまれに下北沢から井の頭線経由で帰宅することもありますが、もちろん吉祥寺乗り換えになるので下車しますが、駅から出ることもなく足早に井の頭線から中央線に乗り換えてしまいます。
そんなわけで街としての吉祥寺に来たのは半年ぶり以上ではないかと思います。そんなに来ていなかったか、という気もしますが、仕事で寄ることがなければそんなものでしょう。特にあたしのように休日に出歩かない人は吉祥寺まですら出てくることはありません。
で、啓文堂の入っているキラリナというビル。このビルって、前にあったビルを取り壊して一から作り直したビルのはずです。それなのに、どうしてエスカレーターの位置があっちへ行ったりこっちへ行ったりですっきりしていないのでしょう? 確かにJR中央線と井の頭線に挟まれた狭い立地ですから、エスカレーターだけでなく動線をどう配置するか難しいとは思いますが、一から作ったのだから、もう少しなんとかならなかったのでしょうかね? 久しぶりに来て、そんなことを思ってしまいました。もちろん、そうやってビルの中を回遊させようという目論見があるのでしょうけど……