クリスマス婚とか、元日婚とか……

歌手の中島美嘉がバレーボールの選手と昨日のクリスマスに婚姻届を出したとか、女優の杏と俳優の東出昌大が元日に入籍するとか、そんなおめでたい芸能ニュースが、朝の情報番組では流れていましたが……

嗚呼、あたしは、今年も結婚できなかった……(;_;)

「来年こそは」という期待というか決意も、もうこの歳になると戯言でしかなく、そろそろ現実を見据えて諦めた方がよいのか、そんな気がします。

「えっ? まだ諦めていなかったの? 遅いよ」と言われそうですね。はい、往生際が悪かったという自覚はあります。一縷の望みを抱いていたのですが、もう来年はキッパリ諦めます。

それにしても、あたし、自分がさっさと結婚できるとは思っていなかったけど、まさかこんな歳になるまで結婚せずに(できずに)いるとは予想もしませんでした。が、冷静に考えれば至極当たり前、原因があるから結果がある、何の疑問も不審もない、成りゆきだったと思います。

そもそも、この歳になるまで異性と付き合ったことがないですし(もちろん同性とも)、友達らしい友達もいません。友達の延長に恋人がいるのかどうかは、人それぞれの考えもあるでしょうが、あたしの場合どっちもいません。ずーっといませんでした。

あえて作らなかったというよりは、自分の性格などに問題があって「できなかった」と言った方が正確だと思います。はい、自分の性格の悪さは自覚しています。もしあたしが第三者だったとしたら、絶対あたしなんかと友達にはなりたいとは思いません。それくらいの自覚というか、自己分析はできています。自分で自分が好きになれないのに、他人から好かれるわけがないでしょう。

そうそう、それで思い出しましたが、年明け配本のUブックスの新刊『ピンフォールドの試練』ですが、これは小説家ピンフォールド氏が療養のための船旅に出て、その船上でさまざまな幻聴に悩まされる物語です。まだ読み始めたところなのですが、その聞こえてくる幻聴というのにもいろいろあるのですが、それなりの比重を占めるのが自分の悪口です。他人が常に自分のことを悪し様に言っているのではないか、そんな被害妄想(?)から幻聴が聞こえるのかも知れませんが、このピンフォールド氏の感覚、あたしにはよーくわかります。

あたしも小中高と、クラスの中で嫌われっ子で、軽い仲間外れとかイジメに遭っていたのですが、ですから、クラスメートが何人か教室で話をしていると、常に自分の悪口を言われているような気がしたものです。実際のところ、そのほとんどは被害妄想だと思いますが、中には実際にあたしの悪口を言っていたこともあったはずです。今度の新刊を読んでいると、自分の学生時代、暗かった時代を思い出してしまいます。