こんな街の賑わいが苦手

Facebookにも書きましたように、昨晩はとなる書店員さん(女子!)の結婚披露パーティーがありまして、夕方から外出しました。若干頭が痛かったのは昼過ぎに風邪薬を飲んだので徐々に和らぎましたが、朝からお腹の調子がよくなくて、そちらの方が心配でした。なので、立食パーティーではありましたが、食事は一切せず、乾杯のビールを一杯いただいただけにしておきました。

さて、会場は池袋サンシャインシティの水族館、こういう場所でこんなパーティーを開くことができるなんて知りませんでした。食事込みでいったいいくらくらいするのでしょうね? 上述のようにお腹の調子が悪かったので食事は楽しめませんでしたが、水族館の動物たちは楽しめました。この水族館には初めて来ましたが、そもそも水族館なんて、何年ぶりでしょうか? いや、そもそも生まれてこの方、水族館って来たことがあるのか、そこからして記憶が定かではありません。動物園ならまだしも、水族館は何十年ぶりになると思います。

さて、版のパーティーでしたから自宅を出たのは5時すぎでした。休みの日に、こんな時間から外出するなんていうのは何年ぶりでしょうか? 基本的に外出は早々と済ませ、特に日の短い冬ですから、寒くならないうちに帰宅するのがパターンで、わざわざ暗くなってから出かけるなんて、いつものあたしからすれば、ほとんど狂気の沙汰です。

わが家からですと中央線で新宿経由、山手線あるいは埼京線で池袋というルートになります。土曜の晩の新宿や池袋って、やはり人が多いですね。全員が全員とは言いませんが、だいたいが二人連れだったりします。夫婦、恋人同士もたくさんいますが、友達同士というのも多いです。仲よさそうにワイワイと楽しげに週末の夜を過ごしている姿は、どうも馴染めません。

昔から友達がほとんどいなくて、従って、休みの日に友達と出かけるなんてことを、ほとんど全くしたことがないあたしには、休みの日の寒空にわざわざ街へ出かけてくるなんて理解できません。なんか街にあふれるそういう人たちを見ていると、心が荒むと言いますか、荒れてくると言いますか、ささくれ立ってきてしまいます。一年後や数年後、否、半年後に、まだその相手と楽しい関係が続いているかどうかもわからないのに、どうしてそんな刹那的な快楽に溺れることができるのでしょう?

金曜の晩や土曜の晩は特に享楽的な空気が繁華街には充溢するので、そういったものが苦手なあたしは出来るだけ近づかないようにしてきました。苦手と言うよりもそういったものに縁がないと言った方がより正確かもしれません。いずれにせよ、今回みたいな、出かけなければならない用事でもない限り、わざわざ外出するなんてことはありえないわけで、目的地へ向かう途上、徐々に心にトゲが生えてくるのがわかる、そんな晩でした。

幸せな二人の門出を祝福しなければならないはずが、向かう途中で既に心に悪魔が棲みついてしまっていました。