気になる本

さて、タイトルが気になった新刊がありました。元TBSのアナウンサー青木裕子のエッセイ、『母、妻、ときどき青木裕子』です。

別にあたしは青木裕子のファンでもなければ、ナイナイの矢部のファンでもありません。気になったのはこのタイトルです。

えっ、自分の名前をタイトルに付けるなんて自意識の強い女だなあ、と思ったのかって? いえ、違います。この単語の出し方なんです。

「母」が最初で次に「妻」、最後に「青木裕子」という自分自身。昨今の女性の独立、自律した女性のライフスタイル、なんていう流れから見ると、まるで逆行している感があります。結婚し子供が出来ると、女性はいまだに「まず母」なのか、と思わされます。

青木裕子の意識として自然と違和感なくこの順番になったのか、それとも編集者や出版社側の意向なのか、そのあたりはわかりませんが、なんとも考えさせられるタイトルだと思いました。一部の評論家などは、こういうタイトルに噛みついて、女性の役割限定、差別だ、と主張したりするのでしょうか?

さて、いよいよ『季刊乃木坂 vol.4 彩冬』が発売です。

もちろん、買います。ここまで「早春」「初夏」「涼秋」ときて「彩冬」なわけですが、こんな日本語あるのでしょうか? いや、でも、乃木坂には「斉藤」姓が多いので、ちょっとしたダジャレでしょうか?

  

まあ、それはいいでしょう。エリカ様がフィーチャーされた4冊目ということで……