京都と言えばDAIMARU?

昨日まで京都ツアーでした。毎年この時季恒例の京都新聞さん主催の教養図書市場視察が木・金とありまして、その前の火・水で京都の書店を回っておりました。ただし、この時季の京都は宿が取れません。火曜と水曜の晩、あたしは大阪でした。事前にホテルを探していたときは軒並み満室でしたが、本当に満室なのでしょうかね?

旅行会社がまとめて押さえてしまっているだけで、旅行会社が設定する最少催行人員に達していなければ、ホテルも一部屋、二部屋空くのではないでしょうか? そんな風に思います。でも、そういった空き部屋って当日にならないとわからなくて、ネットで格安の情報が出回ったりするわけで、この時季の京都に宿泊の当てもなく行くというのは、あまりにもリスキーでしょう。というわけで、大阪泊まりでした。

さて、火・水はおくとして、木・金の市場視察。今回は大垣書店桂川のお店に行ったのが一つの目玉でした。ほぼひと月前にオープンしたイオンモールに入っている巨大書店です。このモールは郊外型ではなく、JRの駅直結、阪急の駅からもほど近いという立地です。大垣書店は、モールでは珍しく一階に入っているのですが、JRとの接続が二階デッキなので、一階が必ずしも一等地というわけではないようです。それでも喫茶スペースも含めて750坪の大型店です。京都の西側の人の流れが変わりそうです。

今日の西側と言えば、古くからのニュータウン(←この言い方が形容矛盾?)である洛西も、毎年この視察で訪れます。葵書房があります。上述の大垣書店とは打って変わって小振りな書店ですが、近隣の方の日常の書店としてしっかり根を張っている感じです。おじいちゃん、おばあちゃんが孫に本を買ってあげる、そんな風景が似合う書店です。ただ、この洛西のショッピングモールも、しばらくは桂川のイオンモールに押されてしまうことになるのでしょう。でも次第に、若い人や大きな買い物は桂川、ふだんは洛西、というように使い分けるようになるのではないでしょうか? そしてうまいこと両方がそれぞれの個性を活かして、京都の西郊が賑わうようになれば、都心部の渋滞も緩和されるというものです。

都心の渋滞と言えば、四条通の車線減少実験(?)。既に工事が始まっています。ジュンク堂のある富小路あたりは東行き、西行き、どちらも自動車の車線は一本になって、歩道の拡幅工事が進んでいます。四条通の烏丸、河原町間が完全にこうなったら、歩行者にとっては嬉しいですが、クルマは大変でしょうね。もう公共バスとタクシーしか通れないようにすべきかもしれません。なんでも工事完成後、タクシーは大丸と高島屋の前でしか客の乗降ができなくなるそうです。目的のお店の前で停めてもらうことができなくなるのは、足の悪いお年寄りとかには不便になりそうです。

バスト言えば、これまで交通系のICカードが使えなかった京都のバスですが、今年の12月から、確か24日からと書いてあった気がしますが、いよいよ京都の市バスでも使えるようになるそうです。これで関西ツアーでは移動に小銭が必要なくなりますね。これはとても嬉しいニュースでした。