ホタルノヒカリ

台風が来ようとしている休日、それでもニュースなどを見ていると新宿や渋谷にはそれなりの人が出ています。どうしてこんな天気なのに外出する気になるのでしょう? あたしにはまるっきり理解できません。いや、世間には休みの日に家にいるのが耐えられない、とのたまう人も多数いることは知っています。連休ともなれば、一日くらい家の片づけや洗濯などで外出しないことがあるかもしれないけれど、ずっと家に引き籠もっているなんて息が詰まりそうという方、それなりに多いみたいですね。

で、あたしは、典型的な引きこもり派です。三連休だろうが四連休だろうが、別に出かけなくても息なんか詰まりません。おかしくもなりません。家にいて取り立てて何かするわけではありませんが、パソコンをいじったり本を読んだり、そしてテレビを見たり、とそんな風に過ごすだけです。

そんなあたしにぴったりの映画が放映されていました。「ホタルノヒカリ」です。

 

もとはコミックだそうですが、それは読んだことありません。ただし、テレビドラマの方は「パート1」も「パート2」もしっかり見てました。

 

もちろん主役である綾瀬はるかの魅力が面白さの源なんですが、相手役の藤木直人との掛け合いも面白いですね。ドラマではパート2よりもパート1の方が面白かったです。綾瀬はるかと対極のステキ女子役で出ていた国仲涼子ちゃんがまたかわいかったのよね。

さて今回の映画、二人の掛け合い、綾瀬はるかのグータラぶりも面白かったわけですが、やはりすでに結婚しているという設定がある以上、二人の恋路のハラハラ、ドキドキが足りないのが残念です。「花より男子」の井上真央と松本潤、古くは「男女七人」の明石家さんまと大竹しのぶのように、恋路がどう成就するかが楽しいわけで、パート2とかになって、ほぼ二人の恋路が成就してしまい、あとは小粒の邪魔者役が出てくる程度ではどうしても無理して作ったようなストーリーになりがちです。

その点、今回の映画は、二人の間を邪魔するような存在は特に出てくるわけではなく、恋路としては安心して見ていられるぶんそこに物足りなさを感じてしまったのかもしれません。それでも、雨の日に外出もせず、家でのんびり見ているぶんには十二分に楽しめる作品でした。

さて、思いのほか台風の速度が速いので、これは先週同様、東京に関しては、朝の出勤時に多少の影響があるかもしれませんが、ほとんど何の混乱もなく、明日から一日少ない一週間が始まってしまうのではないでしょうか?