キンドルで読むか?

何度も触れているように6600円もする高額な海外小説『2666』がよく売れています。

あの厚さ、内容はとても面白くてどんどん読んでいけるのですが、とても通勤通学の電車内で読むような大きさではありません。寝しなに布団に横になって読むのも30分くらいが限度です。手が疲れてしまいます。Twitter上でも腱鞘炎と闘いながら読み進めているかたがたの報告がつぶやかれているとか。そんなにまでして読んでくれるなんて、とてもありがたいことです。

ところで、こんな記事がありました。

なぜ日本は「電子書籍の墓場」なのか(下)

ここに書かれている内容はともかく、コンパクトな筐体に書籍何百冊、否、1000冊程度収納してしまう電子書籍端末はとても便利、という声が当初聴かれていました。端末の普及の度合いはともかく、確かにあれ一台でたくさんの本を持たなくて済むというのは魅力ですし、それはようやく商品が出揃った今でも変わらないことだと思います。

で、思うのですが、そういう時、この『2666』なんて、電子書籍端末で読むにはうってつけのボリュームではないでしょうか? 実際、この本は1.2キロの重さがあります。とても日常的にカバンに入れて持ち歩くような重さではありませんし、大きさもかなりのものです。

でも、これが電子書籍化されたら、あのコンパクトなキンドルとかコボに入ってしまうわけです。とても気軽ではないでしょうか? 値段設定の問題はありますが、これなら今以上に普及すのではないかとも思えます。

 

ただ、どうでしょう?

この本が電子書籍になったら買いますか?

あたしは、この本を買ってくださっている方々、たぶん電子書籍だったら半分も売れないのではないかという気がするのですが……