NTTがフレッツ光の新サービスを盛んに宣伝しています。
なんだかんだと言っても、たいていの人はNTTを使っていると思いますから、実は多くの人に関わることなんだろうと思います。
もちろん、ネットが早くなると言われても、わが家にはパソコンも何もありません、という家庭もあるでしょうし、最近の一人暮らしの若者はケータイで事足りるので、家に固定電話を引かない人も大多数だと思われます。それでも、やはり多くの人がお世話になっていることに変わりはないのではないでしょうか?
という前置きはこのくらいにして、わが家はずいぶん前から光です。大学のころからパソコン通信(←この単語が既に死語?)をやっていたので、ISDN回線を比較的早くに導入し、その後ADSLはパスして、いきなりBフレッツを導入、現在に至るというネット環境です。現在はフレッツ光ネクスト・ハイスピードタイプという契約です。このコースも十分速いのですが、いま宣伝中の「ギガファミリー」はそれよりももっと速くなるようです。
やはりネットのスピードが速くなるとストレスも少なくなりますので、一度速くなったら元へは戻れなくなるでしょう。初期工事費などはかかるものの、恐らく月々の料金がそれほど極端に変わることもないでしょう。もし、月々で100円、200円でも安くなるのであれば、このご時世、たとえ年間で千数百円とはいえバカになりません。検討の価値はありだと考えます。
しかし、問題はそうではありません。
確かに回線スピードが速くなり、それに対応したルーターなどはNTTがレンタルしてくれるのでしょうけど、家の中、つまり自分のパソコンや周辺機器、わが家の場合ですとネットワークで繋がっているプリンターやDVDレコーダーなどがこのスピードに対応しているのか、という問題があります。対応していなかったら、家までノリノリのスピードでデータが送られてきても、家の中に届いた途端に遅くなってしまうという問題が残ります。
仮にプリンタが対応していたとしても、LANケーブルとか、ケーブルをつないでいるLANのハブなど、すべてが対応していないと、このギガスピードの恩恵を受けられないわけですよね。これら周辺機器などは既に数年前から対応している製品が出回っていますが、あえてそういう製品に買い換えていた人やそういう製品をあらかじめ買っていた人がどれくらいいるのでしょうか?
で、一番あたし的に主張したいのは、新規申し込みではなく、既存利用者の優遇ももっとやって欲しいし、ということです。こういうことについてはDMすら届きませんね。
たぶん、わが家もそういうことを考えると、メインで使っているパソコンこそなんとか対応しているだろうけど、それ以外の機器は全滅だと思われます。
NTTのサイトには、そういうことはあまり書いていませんね。そして「ご契約のプロバイダが対応している必要があります」ということは書いてあります。中小プロバイダでもない限り、たいていのプロバイダは、NTTがこういうサービスを出してくるときにはしっかり対応してくるので、ほとんど確認するまでもなく大丈夫なことがほとんどなのですが……