久々に、井の頭線の明大前駅が雨で冠水し、井の頭線がストップしたというニュースを聞きました。
使っていない方にはわからないと思いますが、明大前駅は京王線と井の頭線の乗換駅で、京王線が高架、井の頭線がB1の位置でクロスしている駅です。つまり、井の頭線のホームは地面より低いところにあります。
あたしが小学生のころは、大雨になると、この井の頭線のレールの上に水がたまり、井の頭線が不通となり、お隣の永福町と吉祥寺の折り返し運転になることがよくありました。永福町以外では折り返し運転ができるような駅がないので、こうなると永福町から渋谷間は水が引くまでずーっと不通のままでした。
その当時は、明大前駅だけでなく、杉並区では東西に走る神田川や善福寺川がしばしば氾濫していました。川に沿った側道にまで水があふれ、いったいどこまでが川で、どこに道があるのかわからない状態でした。冗談でも大袈裟でもなく、あたしが小学生くらいのころまでは本当によくあったのです。
東京西側の大動脈・環状八号線も井の頭線と交差する高井戸駅の部分は、高架の井の頭線をくぐるため、やや低くなっていて、なおかつすぐ隣を神田川、そう、しばしば氾濫していた神田川が流れていたので、井の頭線高架下に水がたまり、環状八号線も通行止めになることが時々あったのです。
しかしその後、精力的に神田川と善福寺川の改修工事が進み、あたしが高校生になるころには大雨でもほとんど氾濫することはなくなっていました。明大前の水没も「そんなの嘘だ」と信じてもらえないほど、記憶している人が減っていたように思います。もちろん環八の通行止めも。
そんな明大前の水没が、本日久々に起こりました。改修した下水でも間に合わないくらいの雨が降ったということでしょうか? だとしたら、高井戸駅の高架下、環八も水没しているのでしょうか?
かつて住んでいた人間としては非常に気になります。