不安でたまらない

きょうは会社休みます。』の第6巻を読み終わりました。今回は大きな問題が起きるわけでもなく、波瀾万丈のない、凪のような巻でした。でも、花笑的には、33歳、そろそろ結婚や出産のことも考えるし、会社からは一生働くつもりなら総合職へと言われるし、それなりに静かではあるものの切実な問題が次々に飛び込んできた巻です。

で、大きな事件の起こらない本巻の最後、なんとなく悩んでいてウジウジしていた花笑が、田之倉くんがデートした後、ドイツビア・ワインフェアに立ち寄り食事をしようということになったシーン。会場はそれなりの賑わいで、悩んでいた花笑は気づくと田之倉くんとはぐれてしまい、ケータイも充電切れで繋がらず、極度の不安に襲われます。「一緒にいられるだけでいい」「このまま会えなくなったらどうしよう」と不安が高まった刹那、田之倉くんが花枝を探し出してくれます。

そしてポロポロと涙が止まらなくなる花笑が、上のカットです。言葉も出ずに泣きじゃくる花笑を田之倉くんはこの後抱きしめます。そして自分が心から愛する人がいることの幸せをかみしめる花笑。そして第6巻は終わります。

うーん、いいですね。キュンキュンします。

ちなみに、田之倉くんの勧めで眼鏡を外し、髪もなんとなくウェーブをかけた花笑がずーっと続いていますが、まだ二人が付き合う前、第1巻の前半では、ひっつめ髪にメガネといういでたちが花笑の定番スタイルでした。

まあ、こんな感じです。あたしは個人的にはこっちの花笑も好きだったりします。

なんて言うのでしょう。本当はかわいいんだけど、全然そんな風に装わない。もちろん、わざとダサくしているわけではなく、自分がカワイイとはまるで思っていない。そんなタイプの女の子が好きです。自分だけが見つけたカワイイ子、そんな女子が好みです。