講師をやりました

本日は午後から、とある東京郊外の書店チェーンさんの人文書勉強会でした。毎回、出版社の人間が人文のあるジャンルについて、講師となって話をするのですが、今回が第4回目でした。あたしは第3回目からの参加で、第1回、第2回は哲学・思想がテーマだったそうです。あたしが初参加だった第3回は仏教で、今回のテーマは世界史でした。

え、あんた、世界史について語れるの?

という疑問は、あたし自身も感じるところでありますが、このところの弊社が分厚い現代史ものを陸続と出版しているところから、特に近現代史を中止に話して欲しいというリクエストで、まあ、全般的なことを枕に、自社の出版傾向や売れ筋などを語るくらいならできるかなと考え、そしてなによりも「人に教えることは、自分が一番勉強になる」という法則もありますから、自分自身が学ぶつもりで引き受けた次第です。

一応レジュメを作っていったので、そして、どういう順番、流れで話すかは頭の中でシミュレーションしてあったので、しどろもどろに派ならずに話ができたかなとは思います。ただ、一番難しいのは売れる本を紹介すること、売れる棚作りをレクチャーすることで、これはやはりできません。ただ、こんな風にやれば自分も、そしてお客さんも楽しめるのではないか、という程度のことしか話せませんでした。

少しは書店の方のお役に立てたのか、まるっきり心許ないのですが、少なくとも自分の勉強にはなったかな、というの感想です。またこういう機会があったら、次はあえて断わって(←そもそも頼んでくる人がいるのでしょうか?)、他の方がどんなことを語るのか聴講してみたいと思います。