今年はやけに…

いろんな芸能人が「3・11」についてブログなどに書いていますね。それと同時に、今年はテレビでの震災特集番組がやけに目に付くと思います。丸三年がそれほどきりのよい数字だとは思いませんが、なぜか目立つように感じます。

3年たって何か思うのか、感じるのかと問われると、残念ながら、あたしには特に感想はありません。他人の気持ちを忖度する能力を欠いているあたしは、忘れてはいけないとか、いまだに心が痛むとか、そういう気持ちがわきません。

そもそも前にも書いたかもしれませんが、あたしは3年前の震災を体感していないのです。いえ、東京にいましたから体感していないというのは語弊があります。確かに揺れを経験していますが、やや大きな地震という感覚しかないのです。これも書きましたが、あの日あたしはトーハンの桶川倉庫にいました。日常とは異なる場所にいると、地震がどれだけの大きさだったか感じにくくなるものです。あたしも初めは大型トラックのせいでこんなに揺れているのだろうと思ったくらいです。桶川からの帰宅も確かに電車が止まってしまい苦労はしましたけど、それほど大変なことはなく帰宅できました。中央線がしばしば停まるのを経験しているので、電車やバスが来ない、来ても車内が大混雑というは慣れっこです。それを差し引けば、比較的順調に、何時間も歩くなんていうこともなく、自宅に帰り着くことができたわけですから、ラッキーと言うほかはありません。

瓦礫が堕ちてきて怖い思いをしたとか、道路がうねって車が通れない、自宅が崩壊、半壊しているということもなく、そういう事態はあくまでテレビで見ただけですので、そして幸いにも身内に被災者もいないので、思いを馳せるということもなくこの3年を過ごしてきてしまったなあという気分です。

で、始めに戻りますが、人それぞれ迎え方があってしかるべきだと思いますが、今年はやけにマスコミを上げて3・11を盛り上げようとしているように感じます。なんででしょう?