霊感は強くはないですが……

昨晩、TBS系で恐怖映像を集めたバラエティ番組が放送されていました。放送された映像は、たぶん素人やアマチュアの映像作家が作った心霊フィルムもどきなのでしょうが、なかなかよくできたものもありました。

そんな映像を見ている間に、タレントが実際に心霊スポットへ行ってリポートしてくるというコーナーがありました。タレントだけではアブ愛というので霊能者のような人が同行していましたが、テレビに出ている霊能者って、九割九分、ニセモノではないでしょうかね? もっともらしいことを言ってタレントや視聴者を怖がらせて、浄霊みたいなことをして安心させるって、子供騙しだなあと思うものの、年末の休みの日に見るには気楽でよいかも、とも思います。

で、そういった霊能者がしばしば発する言葉に、「先程からそこに女性の姿が見えるんです」とか、「あそこにすーっと立っていますよ」といった、いかにも何か霊的な存在がそこにいるかのような言葉です。実際に、そんな風に見えるのでしょうか? そこらじゅうにいるのでしょうか、霊って。幽霊の正体見たり枯れ尾花、という言葉もあるように、実は何かの影が人のように見えることなのではないでしょうか? 心霊写真なんて半分以上はそうですよね。人の顔に見えるといえば見えるし、見えないといえば見えない、そんなものでしょう。

ところで、あたしは霊感が強いわけではなく、生まれてこの方そういったものを見たことはありませんし、心霊体験も皆無です。ただ、この数年、そこにいない人が見える時があるんですよ。街を歩いていても、どう見たって「枯れ尾花」とは思えないほどはっきりと人が見えることがあるんですよね。これって霊感が強くなっているからなのでしょうか? それとも少しずつあたしが冥界に近づいているからなのでしょうか?

でも、冥界に近づいているってどういうこと?