こちらの画像を見て、すぐにわかる人は既に映画を見た方でしょうか? あるいは、映画の予告編にも映っているシーンですから、目敏い人であれば映画を見ていなくても気づかれるかも知れません。
主人公の帆高がマンガ喫茶でカップうどんの「どん兵衛」を食べるシーンです。その「どん兵衛」の蓋が開かないよう押さえるのに使われているのが『キャッチャー・イン・ザ・ライ』です。
既に書店店頭では、文庫版『天気の子』と一緒に並べているお店も多数出現しています。(個人的には、主人公の「帆高」という名前は『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公ホールデンを意識して付けられているのではないかと推測しています。)
新海誠作品のファンであっても、それほど本を読むわけではない、という方だと『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が一緒にならんでいるを見ても「?」だと思いますが、小説好き、特に海外小説好きの人であれば、「あそこのシーンに映っていたのキャッチャーだよね?」という話題で盛り上がれるはずです。
実際にそういう反応がネット上にちらほら現われてきていますし、書店の中には「どん兵衛」まで一緒に並べているところもあるようです(笑)。
というわけで、既に新宿の紀伊國屋書店のTwitterでは「どん兵衛」に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を載せた写真がアップされていまして、今後も書店の方やファンの方が続々と、自分も撮ってみたという写真をアップするようになるのではないでしょうか?
で、あたしも、数日前にやってみたのですが、再びのチャレンジです。
最初の画像は、われながらうまく撮れたと思っていたのですが、いざ改めて眺めてみると、角度や配置などいろいろな点で完成度がいまひとつでしたので、三度チャレンジしたのが次の画像です。
これはかなりよい線いっていると思うのですが如何でしょう? 最初の画像よりはオリジナルに近づけたかと思います。ただ「どん兵衛」がキーボードにちょっと近すぎるかな、と思ったので、もう一回チャレンジしたのが三枚目になります。
気になったキーボードとの距離感はよいと思いますが、気づいたら画像の下の方が切れていました(汗)。
なかなかうまいこといかないものですね。画像を連続表示してみたのが左のアニメーションGIFです。
三枚の写真の中では、どれが一番オリジナルに迫ることができていますでしょうか?
それと、こうしてみると、実は一番違和感と言いますか、現物と異なるのは「どん兵衛」のパッケージの緑色です。映画ではかなり黄緑に近い明るい色ですが、実際には深緑に近い色をしていました。そして側面の図柄と蓋の図柄の位置関係が「どん兵衛」一つ一つ異なっていて、なかなかオリジナルのような配置になっている「どん兵衛」が見つからないのが残念でした。